三日月と宵の明星
ここから満ちていく。
予感はしていた。
18時にもなっていない温泉の帰り道、
既に陽は沈み星がはっきり見えている空、
いわさきホテル十字路を越えた切り通し上に細く切った指の爪のような三日月が、
誰かが据えたかのようにそこにあった。
裏の用水道を急ぎ庵前に出た時、再び迎えて呉れた。
前庭に出ると周りの立木に邪魔されて見えぬのではと案じていたのを裏切り、
南南西の空、稍々右斜め上の濃紺の空を独占していた。
濃紺から紺色、
紺色から稍々紫掛かった白黄みがかったオレンジからオレンジ、
灰色の雲と黒く沈む手前の森。
言葉も無くシャッターを切り続けた。
宿を閉めてから何回の三日月を遣り過して来たのだろう。
それを思う時、心の中で深く頭を垂れてしまった。
夕闇が更に深くなり始めた頃、
気付くと月の左上に宵の明星が寄り添いに来たように燦めいていた。
その心遣いにこわばっていた心が少しだけ緩んだように感じられた。
この光景を、
ここで、
みんなと再びシェアしたいと思った。(ち)
18時にもなっていない温泉の帰り道、
既に陽は沈み星がはっきり見えている空、
いわさきホテル十字路を越えた切り通し上に細く切った指の爪のような三日月が、
誰かが据えたかのようにそこにあった。
裏の用水道を急ぎ庵前に出た時、再び迎えて呉れた。
前庭に出ると周りの立木に邪魔されて見えぬのではと案じていたのを裏切り、
南南西の空、稍々右斜め上の濃紺の空を独占していた。

濃紺から紺色、
紺色から稍々紫掛かった白黄みがかったオレンジからオレンジ、
灰色の雲と黒く沈む手前の森。
言葉も無くシャッターを切り続けた。
宿を閉めてから何回の三日月を遣り過して来たのだろう。
それを思う時、心の中で深く頭を垂れてしまった。
夕闇が更に深くなり始めた頃、
気付くと月の左上に宵の明星が寄り添いに来たように燦めいていた。
その心遣いにこわばっていた心が少しだけ緩んだように感じられた。
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この光景を、
ここで、
みんなと再びシェアしたいと思った。(ち)
青空を衝く。
白昼堂々プチヤモリ。
嗚呼、パイナップル……、嗚呼、○ダ○キ=3 =3
何時ものようにてげ畑を見に行く。
あれ……?! 島カボチャの苗が何だか少ないような……
近付いてみると……
一寸前に食害に遭ったアズキの苗はシカだと思ったが、
今回のはタヌキの仕業かも……と思った。
理由は特に無いけど。
昨年も島カボチャを栽培してカボチャ自体はタヌキに齧られたが、
未だ花も咲いていないうちから株を引っこ抜いて茎を喰いちぎるとは……。
てげ畑のあちこちに堆肥に混ざった種子から芽吹いた島カボチャが
未だあちこちにあるので、
今回は諦めて目を瞑ることにしよう。(悔)
そう思って畑を後にしようとして何気なく足元を見乍ら歩いていくと……
パイナップルのところで何か違和感。
実が丸ごと無いっ!
未だ10カ月以上も先ぢゃ無いと収穫出来ないような小さくて硬いだろう
パイナップルの幼果が後片も無くなっていた。
これで確信した。
おのれ〜糞ダヌキめぇぇ〜!(ひつじではありません
成敗して呉れるわ!(……ってどうやって?)
腹立たしく(こっちの言葉で「腹かいて」)思い乍ら庵果樹園の方に回ったら、
これ亦た堆肥に混じっていた種子からてげ畑で発芽したパパイヤを移植したうちの1本が、
島カボチャ同様根こそぎ引き抜かれズタズタに。
こちらも未だ何本かてげ畑に苗が残っているのでそれを移植しようと思うが、
こう食害にばかり遭うと手を拱いているばかりではいられないと、
遅蒔き乍ら思い至った次第。
罠もいいけど自分が掛かりそうで怖いので、
防獣ネットでてげ畑一周を囲ってみる等の対策を立てようかと思う。
シカにサルにタヌキに鳥に虫。
四方八方敵だらけのてげ畑とてげ農、
危うし!! (ち)
◇◆◆
あれ……?! 島カボチャの苗が何だか少ないような……
近付いてみると……
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▲根こそぎ引き抜かれ、茎もズタズタに。 |
一寸前に食害に遭ったアズキの苗はシカだと思ったが、
今回のはタヌキの仕業かも……と思った。
理由は特に無いけど。
昨年も島カボチャを栽培してカボチャ自体はタヌキに齧られたが、
未だ花も咲いていないうちから株を引っこ抜いて茎を喰いちぎるとは……。
てげ畑のあちこちに堆肥に混ざった種子から芽吹いた島カボチャが
未だあちこちにあるので、
今回は諦めて目を瞑ることにしよう。(悔)
そう思って畑を後にしようとして何気なく足元を見乍ら歩いていくと……
パイナップルのところで何か違和感。
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▲! |
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▲!! |
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▲!!! |
実が丸ごと無いっ!
未だ10カ月以上も先ぢゃ無いと収穫出来ないような小さくて硬いだろう
パイナップルの幼果が後片も無くなっていた。
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▲在りし日の姿(07/06)。初めて結実したと云うのに……日々楽しみにしていたのに……(涙)(涙) |
これで確信した。
おのれ〜糞ダヌキめぇぇ〜!(ひつじではありません
成敗して呉れるわ!(……ってどうやって?)
腹立たしく(こっちの言葉で「腹かいて」)思い乍ら庵果樹園の方に回ったら、
これ亦た堆肥に混じっていた種子からてげ畑で発芽したパパイヤを移植したうちの1本が、
島カボチャ同様根こそぎ引き抜かれズタズタに。
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▲ズタズタになって散らばっていたパパイヤ。どこぞの国の粛清を見るようであった。 |
こちらも未だ何本かてげ畑に苗が残っているのでそれを移植しようと思うが、
こう食害にばかり遭うと手を拱いているばかりではいられないと、
遅蒔き乍ら思い至った次第。
罠もいいけど自分が掛かりそうで怖いので、
防獣ネットでてげ畑一周を囲ってみる等の対策を立てようかと思う。
シカにサルにタヌキに鳥に虫。
四方八方敵だらけのてげ畑とてげ農、
危うし!! (ち)
◇◆◆
虫カゴの中。
2021年尾之間祇園まつり棒踊り@尾之間温泉前
今年もやってまいりました。
尾之間祇園まつりの棒踊り。
このところ毎年BLOGにupしていますが、
昨年に続きCOVID-19下での開催。
昨年と違うのは子供会(こちらでは育成会と呼ぶらしい。
しかも小1から何と中3迄!!)の棒踊り披露があった事。
生憎の空模様だったので、
動画を撮るのは止めて静止画のみの心算で行ったが、
偶々いい場所に陣取れたのでローアングルでついつい動画を撮ってしまった。
2度踊るが、1度目は棒同士を当てないで、
2度目に当て合って踊る。
1度目から。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
そして2本目。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
どちらも全力で演じられ観る者を惹き付ける。
次に子供会の棒踊り。
こちらは写真撮影。
色々制約こそあったものの、
棒踊り自体は変わらぬ勇壮さでCOVID-19を吹き飛ばして呉れる程であった。
来年はマスク無しで観る事が出来るかな? (ち)
※これ迄の棒踊りBLOG & 動画リンク。
2011年 2012年 2013年 2015年 2018年 2020年
尾之間祇園まつりの棒踊り。
このところ毎年BLOGにupしていますが、
昨年に続きCOVID-19下での開催。
昨年と違うのは子供会(こちらでは育成会と呼ぶらしい。
しかも小1から何と中3迄!!)の棒踊り披露があった事。
生憎の空模様だったので、
動画を撮るのは止めて静止画のみの心算で行ったが、
偶々いい場所に陣取れたのでローアングルでついつい動画を撮ってしまった。
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▲‘謡唄いオジ’と密かに呼んでいる唄い手の宏志オジ。 |
2度踊るが、1度目は棒同士を当てないで、
2度目に当て合って踊る。
1度目から。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
そして2本目。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
どちらも全力で演じられ観る者を惹き付ける。
次に子供会の棒踊り。
こちらは写真撮影。
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▲少人数ながら立派な演技に感心!! 奇数で対する相手が足りないので駐在さん他が飛び入りで参加。一瞬捕物かとw |
色々制約こそあったものの、
棒踊り自体は変わらぬ勇壮さでCOVID-19を吹き飛ばして呉れる程であった。
来年はマスク無しで観る事が出来るかな? (ち)
※これ迄の棒踊りBLOG & 動画リンク。
2011年 2012年 2013年 2015年 2018年 2020年
tag : 棒踊り
いっぱいなっぷる。
パイナップルって、最初こんな色で始まるんだ!
……と初めて知ったのはつい先日、
尾之間の町営住宅前の家庭菜園。
何時ものように前を通り掛かったら、
何か朱い色が見えるなぁと思って近寄ってみると……
幼果がなっていた。
そしてその周囲の葉っぱが朱色に染まっていた……。
今年5月、初めて庵のてげ畑でパイナップルの実が付いているのを発見。
でも気付いた時は朱色の名残すら無かった。
.
実はこれ、
何年か前に食べたパイナップルから切り取った頭の部分(葉の部分)を土に生けておいたら根付いたもの。
面白半分でやったので何の期待もしてなかったが、
何時まで経っても枯れないので、
「もしや……根付いた?!」。
で、そっと揺らしてみたら底が持ち上がる。
「根付いてねぇぢゃん」と思って放置していたが
矢張り何年経っても枯れずに緑色の儘。
特に何の世話をするでもなく、
偶に周囲の草を毟る位でほぼ放置。
こんないい加減な事で実がなったら苦労はせんよなと思っていたら……
実が付いた。
調べてみたら植え付けから16カ月程掛けて収穫に至るらしい。
結構気の長い植物なのね。
順調に行って来年の9月か……。
どうかそれ迄死にませんように……
{ち}が。
どうかそれ迄に毛(葉)が生えてきますように……
{ち}……ではなくパイナップルの頭に。(ち)
……と初めて知ったのはつい先日、
尾之間の町営住宅前の家庭菜園。
何時ものように前を通り掛かったら、
何か朱い色が見えるなぁと思って近寄ってみると……
幼果がなっていた。
そしてその周囲の葉っぱが朱色に染まっていた……。
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▲こんな朱いの初めて見た!! :o |
今年5月、初めて庵のてげ畑でパイナップルの実が付いているのを発見。
でも気付いた時は朱色の名残すら無かった。
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▲05/16初めて結実しているのを発見!! 出たばかりの時は朱色していたのか……?! |
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▲05/25少しずつ、少しずつ…… |
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▲06/10大きくなってきてるような気が…… |
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▲07/06毛(葉)は生えてこないのか……?! |
実はこれ、
何年か前に食べたパイナップルから切り取った頭の部分(葉の部分)を土に生けておいたら根付いたもの。
面白半分でやったので何の期待もしてなかったが、
何時まで経っても枯れないので、
「もしや……根付いた?!」。
で、そっと揺らしてみたら底が持ち上がる。
「根付いてねぇぢゃん」と思って放置していたが
矢張り何年経っても枯れずに緑色の儘。
特に何の世話をするでもなく、
偶に周囲の草を毟る位でほぼ放置。
こんないい加減な事で実がなったら苦労はせんよなと思っていたら……
実が付いた。
調べてみたら植え付けから16カ月程掛けて収穫に至るらしい。
結構気の長い植物なのね。
順調に行って来年の9月か……。
どうかそれ迄死にませんように……
{ち}が。
どうかそれ迄に毛(葉)が生えてきますように……
{ち}……ではなくパイナップルの頭に。(ち)
tag : パイナップル
2番手、3番手、そして花を落とせ!
今年遂に初めて花と実を付けた島バナナ、
その後の成長。
■06/30
気付いたら2つ目の花が別の株から出ていた。
亦た花(正確には花序)が出るとは想定していなかったので一寸驚いたが、
そもそもその想定が何の根拠もなかったので、
何の不思議も無いはず。
■07/06
この2つ目の花序から小さい花が次々に咲いて、
それが軈て青い実(幼果)に変わっていく。
なるほどねぇ〜(知らなかった⋯⋯)。
■07/16
遂に3つ目の花序も出てきた。
ところで1つ目はその後−−。
未だ未だ青い儘なのか、
もうすっかり熟しているのか、
或いはサルに奉仕してしまったのか……。
早速見てみると−−。
実は相変わらず青い儘か……。
この先どうすればいいのか……。
例によって泥縄百姓{ち}は、
どこかの国のCOVID-19対策のように、
後手後手に回り乍ら調べてみた。
花は落とせ!
え……?!
知人のKさんが遊びに来た時ポロッと出た一言がこれだった。
改めて調べてみたら花にいく栄養分を既に付いている見に行き渡らせる為との事。
いいのか、本当に……。
でも勇気を出して刈込鋏偽茎をカット!
これでバッサリと。
(因みに数年前、不倫弁護士の○茎をカットしたのはこれより小さい剪定鋏。
え、関係ない? 失礼!)
これで実にどんどん栄養が回ってぷっくり膨らんできたら……
愈々収穫。
次回その報告が出来ると嬉しいな♪(ち)
その後の成長。
■06/30
気付いたら2つ目の花が別の株から出ていた。
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▲何時も‘ある日突然’気付く。 |
亦た花(正確には花序)が出るとは想定していなかったので一寸驚いたが、
そもそもその想定が何の根拠もなかったので、
何の不思議も無いはず。
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▲最初のより大きい気がする。実は未だ付いていない。 |
■07/06
この2つ目の花序から小さい花が次々に咲いて、
それが軈て青い実(幼果)に変わっていく。
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▲小さな花が花序の中から出てきて咲いて、それが後に回っていくとバナナの青い実になっていく。 |
なるほどねぇ〜(知らなかった⋯⋯)。
■07/16
遂に3つ目の花序も出てきた。
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▲気付いた時には既に実が3段目迄出てきていた。 |
ところで1つ目はその後−−。
未だ未だ青い儘なのか、
もうすっかり熟しているのか、
或いはサルに奉仕してしまったのか……。
早速見てみると−−。
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▲1つ目。その後実の数は増えて無く偽茎(ぎけい)だけが徒に伸びて花序をぶら下げていた。 |
実は相変わらず青い儘か……。
この先どうすればいいのか……。
例によって泥縄百姓{ち}は、
どこかの国のCOVID-19対策のように、
後手後手に回り乍ら調べてみた。
花は落とせ!
え……?!
知人のKさんが遊びに来た時ポロッと出た一言がこれだった。
改めて調べてみたら花にいく栄養分を既に付いている見に行き渡らせる為との事。
いいのか、本当に……。
でも勇気を出して刈込鋏偽茎をカット!
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▲刈込鋏。植え込みや生け垣を剪定するのに使う。全長55cm。 |
これでバッサリと。
(因みに数年前、不倫弁護士の○茎をカットしたのはこれより小さい剪定鋏。
え、関係ない? 失礼!)
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▲やっちまいました。ネットにあったように偽茎から半透明の液体がポタポタと垂れてきた。服に付くと漂白されてしまうとの事で気を付ける。 |
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▲カットした花序と偽茎。因みに花序は刻んでサラダに入れて食べられるらしい(枯れてしまっので、次ので試そう)。 |
これで実にどんどん栄養が回ってぷっくり膨らんできたら……
愈々収穫。
次回その報告が出来ると嬉しいな♪(ち)
諏訪瀬島は噴火中。
夏−−
このところ空振と思しき、小さく「どぉ〜ん、どぉ〜ん」と云う音が
屡々聞こえてくる。
恐らくはトカラ列島の諏訪瀬島の火山の噴火からくるものなかと。
前に判ら海を眺めていたらその諏訪瀬島から噴煙が上がっているのが見えた。
桜島でもそうだが、
日々空振が響く島に住むのはどんな心持ちなのだろうと思う。
怖すぎて住めない。
向こうも、屋久島も口永良部島も硫黄島も桜島も新燃岳も……
みんな霧島火山帯上にあるけど、
ここだけが火山がないのに温泉がある、いいとこ取り。
そんな美味しいところ取りしていたら、
そのうち「どぉ〜ん!!!」と天罰が……。
そうなりませんように−−。(ち)
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▲入道雲fm.庵前庭。 |
このところ空振と思しき、小さく「どぉ〜ん、どぉ〜ん」と云う音が
屡々聞こえてくる。
恐らくはトカラ列島の諏訪瀬島の火山の噴火からくるものなかと。
前に判ら海を眺めていたらその諏訪瀬島から噴煙が上がっているのが見えた。
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▲庵前庭から望むトカラ・諏訪瀬島の噴煙。 |
桜島でもそうだが、
日々空振が響く島に住むのはどんな心持ちなのだろうと思う。
怖すぎて住めない。
向こうも、屋久島も口永良部島も硫黄島も桜島も新燃岳も……
みんな霧島火山帯上にあるけど、
ここだけが火山がないのに温泉がある、いいとこ取り。
そんな美味しいところ取りしていたら、
そのうち「どぉ〜ん!!!」と天罰が……。
そうなりませんように−−。(ち)
なつのおとずれ2021
梅雨明け後日に日に湿度が下がり、
扇風機は休眠状態の快適生活(ラヂヲショッピングスポンサーみたい)な日々。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
さて、今年の爽快クールサマーin南屋久島は……。 ^_^ (ち)
扇風機は休眠状態の快適生活(ラヂヲショッピングスポンサーみたい)な日々。
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さて、今年の爽快クールサマーin南屋久島は……。 ^_^ (ち)
61日〜梅雨明けに寄せて〜。
雷に打たれたような花との出会い。
このところ日々晴れが続くが、
未だ未だ蒸し暑く、梅雨明けが未だ未だ先のように思える。
そんな今日、とある理由で
管理している庵そばの土地に行って作業をしていた。
その折、今迄踏み込んだことのない場所の草を払って踏み入っていったら、
薄暗い沢との境に白い花が3房パッと浮かんでいた。
こんな綺麗なアオノクマタケランを見たことがないと思い、近付きつつ写真を撮る。
違う。
近付いてよく見ると庵の周りに腐る程咲いているアオノクマタケランではない。
初めて見た。
なんかもっと品がある。
気品を感じる。
且つ遊び心も備えている。
後で調べてみたら、
あっさり判明。
ツルラン。
この前のキキョウランと違ってラン科の常緑多年草。
蘭オタクがいるから−−ぃゃ、園芸品種を嫌うからかも−−
何となく蘭は好きになれなかったが、
これは雷に打たれたような衝撃的な出会いだった。
雑草を含めて近隣の草木は、名前を知らずとも大体面識はあると思っていたが、
程近いところでこんな花が潜んでいたとは……。
意表を突かれた。
と共に亦た新たな友を得られた。
ただ雷に打たれはしたが、
梅雨を明けさせる本当の雷は今暫くのお預けのようだ。(ち)
未だ未だ蒸し暑く、梅雨明けが未だ未だ先のように思える。
そんな今日、とある理由で
管理している庵そばの土地に行って作業をしていた。
その折、今迄踏み込んだことのない場所の草を払って踏み入っていったら、
薄暗い沢との境に白い花が3房パッと浮かんでいた。
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▲雨が上がり木洩れ陽にスポットライトを当てられていた。 |
こんな綺麗なアオノクマタケランを見たことがないと思い、近付きつつ写真を撮る。
違う。
近付いてよく見ると庵の周りに腐る程咲いているアオノクマタケランではない。
初めて見た。
なんかもっと品がある。
気品を感じる。
且つ遊び心も備えている。
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▲なんかメルヘンチックな佇まい。これを主人公に絵本の一つも創れるかも。 |
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▲先端にある擬宝珠(ぎぼし)様の蕾がキュート。 |
後で調べてみたら、
あっさり判明。
ツルラン。
この前のキキョウランと違ってラン科の常緑多年草。
蘭オタクがいるから−−ぃゃ、園芸品種を嫌うからかも−−
何となく蘭は好きになれなかったが、
これは雷に打たれたような衝撃的な出会いだった。
雑草を含めて近隣の草木は、名前を知らずとも大体面識はあると思っていたが、
程近いところでこんな花が潜んでいたとは……。
意表を突かれた。
と共に亦た新たな友を得られた。
ただ雷に打たれはしたが、
梅雨を明けさせる本当の雷は今暫くのお預けのようだ。(ち)
tag : ツルラン
[育ててor摘んで来て、作って、食べるシリーズ]庵産ミョウガ。
去年は大して採れなかったてげ畑のミョウガ。
いろいろ調べて暑くなり過ぎない(日当たりの良くない)
風通しのいい場所が好適と判明していたが、
この春先に一番南寄りの土手下に移植。
その甲斐あってかこのところポコポコ出てきた。
早速採ってみる。
摘み方は、花ミョウガの根本の方、土中に指を突っ込み捻る。
うん、よい香り。
この後冷奴に、味噌汁にと、王道的使い方。
移植したらもう後は特に手入れもせずに実ったけど、
今季後は間引き等して来季も頑張って貰おうと思わせる香味菜でした。(ち)
いろいろ調べて暑くなり過ぎない(日当たりの良くない)
風通しのいい場所が好適と判明していたが、
この春先に一番南寄りの土手下に移植。
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▲こちらが引越し先。向かって右が南。土手や樹の枝のお陰で陽当りは悪い。 |
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▲近付いて根本を見てみると…… |
その甲斐あってかこのところポコポコ出てきた。
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▲文字通り後から後から‘ポコポコ’出てくる。 |
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▲これがミョウガの花。これも次から次へとポコポコ咲いてくる。 |
早速採ってみる。
摘み方は、花ミョウガの根本の方、土中に指を突っ込み捻る。
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▲穫れたて泥付きミョウガ。 |
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▲洗って…… |
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▲刻んで…… |
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▲先ずはそうめんに! |
うん、よい香り。
この後冷奴に、味噌汁にと、王道的使い方。
移植したらもう後は特に手入れもせずに実ったけど、
今季後は間引き等して来季も頑張って貰おうと思わせる香味菜でした。(ち)
tag : ミョウガ
咲き乱れるヤクシマサルスベリ。
庵から下に降り左折して尾之間中心部へと歩いていくと耕地整理記念碑がある。
その少し手前に大きな枯れ木があった。
何年経っても朽ちていかない枯れ木は、実は枯れ木ではなく落葉広葉樹だった。
でも不思議と夏の間の記憶がない。
それが昨年花が咲いたところに出会した。
調べたらそれはヤクシマサルスベリだった。
確かに樹肌はサルスベリらしいツルッとした斑になっていた。
今年も芽吹くだろうか、
蕾は付けるだろうか、
花は咲くだろうか……
6月に入ってから蕾は膨らみ花は咲き始めた。
ちょうど目線の高さに咲いている花に近付いてみると……
今度はぐんと引いてみた。
県道海側迄下がって樹全体を仰ぎ見る。
こんなに満開になっていたのに昨年まで気づかなかったなんて……。
一体どこに目をつけていたんだろう{ち}は……。
ただ、「百日紅」と書くだけあって百日も咲くと云われるサルスベリに較べると、
花期は短いようだ。
因みに{ち}は百日紅の花を見たことがない
(家の周りに種子を蒔いて島のサルを滑らせたいとは常日頃思ってるけど)。
行動範囲中にこの樹があるのを認識したことがないからか、
正体を知ってから妙に親近感を覚えてしまったのがこの樹である。(ち)
その少し手前に大きな枯れ木があった。
何年経っても朽ちていかない枯れ木は、実は枯れ木ではなく落葉広葉樹だった。
でも不思議と夏の間の記憶がない。
それが昨年花が咲いたところに出会した。
調べたらそれはヤクシマサルスベリだった。
確かに樹肌はサルスベリらしいツルッとした斑になっていた。
今年も芽吹くだろうか、
蕾は付けるだろうか、
花は咲くだろうか……
6月に入ってから蕾は膨らみ花は咲き始めた。
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▲枝一杯に咲き乱れるヤクシマサルスベリの花。 |
ちょうど目線の高さに咲いている花に近付いてみると……
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▲か弱そうな白い花が風に揺れていた。 |
今度はぐんと引いてみた。
県道海側迄下がって樹全体を仰ぎ見る。
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▲遠くからでも凄く目立つ。 |
こんなに満開になっていたのに昨年まで気づかなかったなんて……。
一体どこに目をつけていたんだろう{ち}は……。
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▲6月も下旬に入って満開。 |
ただ、「百日紅」と書くだけあって百日も咲くと云われるサルスベリに較べると、
花期は短いようだ。
因みに{ち}は百日紅の花を見たことがない
(家の周りに種子を蒔いて島のサルを滑らせたいとは常日頃思ってるけど)。
行動範囲中にこの樹があるのを認識したことがないからか、
正体を知ってから妙に親近感を覚えてしまったのがこの樹である。(ち)
tag : シマサルスベリ
断水と流血。
06/15から16日に掛けて、
時間88.5mm、振り始めからの雨量219mmの豪雨を記録した尾之間。
翌日の今朝、断水。
枕流水道のパイプのどこか、或いは取水口がやられたらしいので、
裏の農業用水沿いに水源地迄遡り破損箇所発見。
半日掛けて水道は復旧し夕方帰宅。
泥塗れの作業服を脱ぎ長靴を脱ぎ靴下を脱いだら……
犯人は云わずと知れたヒル。
あ血こ血咬まれて吸われていた(献血未経験者だと云うのに)。
中でも圧巻だったのが右腕のCOVID-19ワクチン注射予定地に
欲望の限りを尽くして反社の落とした小指程に膨れ上がったヒルが
厚かましく陣取った儘依然として吸い付いていたのだ
(引っ剥がして玄関先に投擲し踏み擂り潰すのに余念が無かった為写真は無し)。
血に染まった衣類は通水したての水で洗えたと云うオチ。
勿論汚れは綺麗にオチ、と云うオチの上塗りでお後が宜しいようで。(ち)
時間88.5mm、振り始めからの雨量219mmの豪雨を記録した尾之間。
翌日の今朝、断水。
枕流水道のパイプのどこか、或いは取水口がやられたらしいので、
裏の農業用水沿いに水源地迄遡り破損箇所発見。
半日掛けて水道は復旧し夕方帰宅。
泥塗れの作業服を脱ぎ長靴を脱ぎ靴下を脱いだら……
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▲これだよ。 |
犯人は云わずと知れたヒル。
あ血こ血咬まれて吸われていた(献血未経験者だと云うのに)。
中でも圧巻だったのが右腕のCOVID-19ワクチン注射予定地に
欲望の限りを尽くして反社の落とした小指程に膨れ上がったヒルが
厚かましく陣取った儘依然として吸い付いていたのだ
(引っ剥がして玄関先に投擲し踏み擂り潰すのに余念が無かった為写真は無し)。
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▲右腕も血が止まらん。 |
血に染まった衣類は通水したての水で洗えたと云うオチ。
勿論汚れは綺麗にオチ、と云うオチの上塗りでお後が宜しいようで。(ち)
シャシャンボの花。
数日前に庵の坂の途中にシャシャンボの花が咲いているのを見つけた。
シャシャンボーー
と云っても、「何、それ?」だろう。
詳細はwikiや植物関連のサイトに譲るとして、
{ち}は屋久島移住直後にその存在を知った数少ない樹木だった。
庵を建てる前に前進基地(要は飯場)となる小さな小屋を庵の裏手に建てたが、
そのど真ん中に生えていたのがこれだった。
それを伐採したが赤茶色の特徴的な樹肌が気になって
その小屋の下に長らく伐採した樹を保存していたのだ。
そして程無くシャシャンボはブルーベリーの仲間だと聞いた。
そこにシャシャンボらしき樹があるのは知っていたが、
さほど興味を持っていた訳でも無く日々通り過ぎていた。
花を見付けて改めて思い出した。
1cmに満たない小さな花がびっしりと房状に、
枝のあちこちに沢山付いている。
アセビの花に似ているが、それよりも小さい。
その後伐採した木から程近い隣地の林内に自生しているも見付けたが、
こんなに花が咲いているのは初めて見た。
花が終わって暫くしたらブルーベリーに似た実が付くようだが、
今年は是非食べてみようと思う。
ブルーベリー同様アントシアニンを含んでいるそうで、
ラジオ/TVショッピング的に云えば眼に良さそう。
食べてみた暁には、亦たここにリポートをあげようと思っています。
乞うご期待!(ち)
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▲間近に見るのは初めて。 |
シャシャンボーー
と云っても、「何、それ?」だろう。
詳細はwikiや植物関連のサイトに譲るとして、
{ち}は屋久島移住直後にその存在を知った数少ない樹木だった。
庵を建てる前に前進基地(要は飯場)となる小さな小屋を庵の裏手に建てたが、
そのど真ん中に生えていたのがこれだった。
それを伐採したが赤茶色の特徴的な樹肌が気になって
その小屋の下に長らく伐採した樹を保存していたのだ。
そして程無くシャシャンボはブルーベリーの仲間だと聞いた。
そこにシャシャンボらしき樹があるのは知っていたが、
さほど興味を持っていた訳でも無く日々通り過ぎていた。
花を見付けて改めて思い出した。
1cmに満たない小さな花がびっしりと房状に、
枝のあちこちに沢山付いている。
アセビの花に似ているが、それよりも小さい。
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▲おちょぼ口で可愛らしい花。 |
その後伐採した木から程近い隣地の林内に自生しているも見付けたが、
こんなに花が咲いているのは初めて見た。
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▲誰かファンになる人いませんかー? 左は蕾。 |
花が終わって暫くしたらブルーベリーに似た実が付くようだが、
今年は是非食べてみようと思う。
ブルーベリー同様アントシアニンを含んでいるそうで、
ラジオ/TVショッピング的に云えば眼に良さそう。
食べてみた暁には、亦たここにリポートをあげようと思っています。
乞うご期待!(ち)
初ばにゃにゃ結実。
'17年11月に苗を植えて3年半、
遂に島バナナに実が着いた。
どチビの{ち}には到底届かない高い位置になっているし、
逆光で今一つはっきり見えない。
そこで……
台風や強風に倒されて何度もリセットされたが、
こちらも知恵が付き単管足場パイプで囲って直近の大風では倒れるのを免れた
(手間暇金が掛かったが)。
その甲斐あっての初結実。
後は熟するのを待つだけ〜♪
と久々に心ウキウキ温泉でも行くべ。
そこで衝撃的な話を耳にする。
サルが熟した順に食べにきて食べ尽くす迄ずっと採りに来ると、
地元百姓達が話していた。
そのうちの1人の知人に上がった脱衣場で恐る恐る訊く。
電柵でも無ければ防ぎようが無い、
見つからないところで作ってるなら未だしも、と。
‘見つからないところ’。
そこでピンときた。
暫く庵の屋根を走るサルは途絶えていたが10日程前から数年振りに帰ってきていた。
奴等は偵察に来ていた(のかも?)。
バナナの!
地元百姓オジ達は目を付けられたら
24時間張り付いている訳にはいかないから、
電柵(電気柵)位しか防ぎようは無いと云っていた。
ダメなのか……
{ぷ}が知人から聞いてきた1つの方法。
渋くてサルが取らない青いうちに伐って収穫し、
吊るしておけば熟すとの事
(心情的にはサルを伐って吊るしておきたいのだが……ハハ…)。
なるほど。
今のところその手でいくしか無さそうな気がする。
そう簡単に酒池バナ林を
自然は許して呉れなさそうだーー。(ち)
遂に島バナナに実が着いた。
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▲{ぷ}に教えられて果樹園に駆けつけると……あっ! |
どチビの{ち}には到底届かない高い位置になっているし、
逆光で今一つはっきり見えない。
そこで……
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▲脚立を懸けて間近に迫って撮影。 |
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▲未だ青い。そして何よりちっちゃい。スーパーに売ってるフツーサイズにはならない島バナナ。 |
台風や強風に倒されて何度もリセットされたが、
こちらも知恵が付き単管足場パイプで囲って直近の大風では倒れるのを免れた
(手間暇金が掛かったが)。
その甲斐あっての初結実。
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▲バナナの花…と云うか、花序と云う苞状の部位。花のカバー。白いざわざわと出ているのが子房で雄花と雌花が。 |
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▲その子房がバナナの果実に成熟していく。 |
後は熟するのを待つだけ〜♪
と久々に心ウキウキ温泉でも行くべ。
そこで衝撃的な話を耳にする。
サルが熟した順に食べにきて食べ尽くす迄ずっと採りに来ると、
地元百姓達が話していた。
そのうちの1人の知人に上がった脱衣場で恐る恐る訊く。
電柵でも無ければ防ぎようが無い、
見つからないところで作ってるなら未だしも、と。
‘見つからないところ’。
そこでピンときた。
暫く庵の屋根を走るサルは途絶えていたが10日程前から数年振りに帰ってきていた。
奴等は偵察に来ていた(のかも?)。
バナナの!
地元百姓オジ達は目を付けられたら
24時間張り付いている訳にはいかないから、
電柵(電気柵)位しか防ぎようは無いと云っていた。
ダメなのか……
{ぷ}が知人から聞いてきた1つの方法。
渋くてサルが取らない青いうちに伐って収穫し、
吊るしておけば熟すとの事
(心情的にはサルを伐って吊るしておきたいのだが……ハハ…)。
なるほど。
今のところその手でいくしか無さそうな気がする。
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▲1本たりとも奴等には取らせんっっ! |
そう簡単に酒池バナ林を
自然は許して呉れなさそうだーー。(ち)
[育ててor摘んで来て、作って、食べるシリーズ]庵産ハツカダイコンピクルスを作る。
今季頗る快調なハツカダイコン2種の栽培を受けて、
今回はそれでピクルスを作る。
毎日野菜サラダにハツカダイコンを入れていたが、
食べる以上に出来てくるので、これはピクルスだと。
昨年初めてピクルスを作ったが、
もう仕舞いの方でハツカダイコン自体にとうが立っていたので、
硬くて余り美味しく出来なかった。
その反省を踏まえて今回は早目に収穫したものを使う。
先ずは塩揉み。
一晩置いてから敢えて軽く水洗い(減塩目的)して瓶詰め。
ピクルス液を作る。
先回入れたら主張が強過ぎた丁子(クローブ)は今回メンバーから外す。
最初にラディッシュを瓶に入れた時点で水を注ぎそれを量っておいて、
その分量のピクルス液を作ったのだ。
急いで不足分のピクルス液を作り足す。
5日後、取り出す。
予め分かってはいたが、
表面の赤色は色落ちして淡いピンクになっていた。
1つ出してスライス。
早速夕食に供してみた。
昨年のものと違い柔らかく程よい酸味に仕上がっていた。(自画自賛)
これと白飯と味噌汁があれば一食出来上がる。
これと三岳で杯が進む。
暫くの楽しみが出来た。
次回はピクルス液を別アレンジで試そうと思う。(ち)
今回はそれでピクルスを作る。
毎日野菜サラダにハツカダイコンを入れていたが、
食べる以上に出来てくるので、これはピクルスだと。
昨年初めてピクルスを作ったが、
もう仕舞いの方でハツカダイコン自体にとうが立っていたので、
硬くて余り美味しく出来なかった。
その反省を踏まえて今回は早目に収穫したものを使う。
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▲これは小さい方。今回は(200日ダイコンかと思うような)巨大なハツカダイコンも収穫、漬ける事に。共に枕流庵てげ畑産。 |
先ずは塩揉み。
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▲赤丸ハツカダイコンとフレンチブレックファストの2種だけど、色んな大きさ、色んな形。ダイバーシティと云っておこう。 |
一晩置いてから敢えて軽く水洗い(減塩目的)して瓶詰め。
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▲1kgジャムがはいっていた広口ガラス瓶。 |
ピクルス液を作る。
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▲ローリエ、粒黒コショウ、鷹の爪。 |
先回入れたら主張が強過ぎた丁子(クローブ)は今回メンバーから外す。
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▲酢+水+アルコールを飛ばした味醂(基本的に砂糖不使用)+塩、それに上記のスパイス類を入れて煮立たせる。 |
最初にラディッシュを瓶に入れた時点で水を注ぎそれを量っておいて、
その分量のピクルス液を作ったのだ。
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▲未だ熱いうちにラディッシュの入った瓶にピクルス液を注ぎ込む。 |
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▲……っと、一寸足りない。量って液を作ったのに。 |
急いで不足分のピクルス液を作り足す。
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▲大きなラディッシュもしっかり液に浸かった。 |
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▲完了。後は冷蔵庫でお休みなさい。 |
5日後、取り出す。
予め分かってはいたが、
表面の赤色は色落ちして淡いピンクになっていた。
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▲漬かっている。表面の赤色は落ちて白っぽくなった分、液は朱色に。 |
1つ出してスライス。
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▲おぉーっ!! 表面が色落ちした分中迄色が染み込んで桜の花びら色に。 |
早速夕食に供してみた。
昨年のものと違い柔らかく程よい酸味に仕上がっていた。(自画自賛)
これと白飯と味噌汁があれば一食出来上がる。
これと三岳で杯が進む。
暫くの楽しみが出来た。
次回はピクルス液を別アレンジで試そうと思う。(ち)
[育ててor摘んで来て、作って、食べるシリーズ]ヨモギ食パン
何年か前から春にヨモギを摘んで食パンを焼いている。
今季も野に道に眩いばかりの薄黄緑のヨモギの若葉が繚乱するのを見て、
ついつい手を伸ばしてしまったーー。
摘んでは冷蔵庫に保存して、
袋にパンパンになるまで詰め込んでを繰り返し、
ある程度溜まったところでアク抜きをする。
頑張って数日分溜め込んだとしてもせいぜい500g行くかどうか。
摘み取る時に汚れをある程度払っていても、
洗うとゴミやら小さい虫が出て来る。
10回位洗うと殆ど出なくなってくる。
さて、アク抜き工程に進む。
我が社では沸騰した湯に重曹を入れて火を止めたところに
ヨモギを投入する。
落し蓋で沈めて温度が下がるまで放置。
2〜3時間放置。
が……
(やったことがあるので判っていたが)硬い。
包丁のせいでなく兎に角切れないのだ。
絞った1握り分は
茹でたホウレンソウ20把位刻むのに匹敵する程労力と時間が掛かる。
それで今般初めてフープロを使う事にした。
疲弊。
続きは翌日。
一晩冷蔵庫に入れて少しだけ冷蔵乾燥。
愈々パン焼きに入る。
これをホームベーカリーにセットする。
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
待つ事4時間10分余り。
ヨモギ食パン上手く焼け、
芳醇な香りも漂ってくる。
成功〜。
引き続きヨモギパックを作る。
先回作った分を含めて10回分はパック出来た。
暫くは草の香りを楽しめそうだ。
パンだけでなく草餅なんかも作れれば楽しいだろうな。(ち)
今季も野に道に眩いばかりの薄黄緑のヨモギの若葉が繚乱するのを見て、
ついつい手を伸ばしてしまったーー。
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▲春の陽射しを全身に受けて日々新しい葉を生み出すヨモギたち。 |
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▲摘んでて気付いたが、一口にヨモギと云ってもは幅が広いの狭いの色々あった。 |
摘んでは冷蔵庫に保存して、
袋にパンパンになるまで詰め込んでを繰り返し、
ある程度溜まったところでアク抜きをする。
頑張って数日分溜め込んだとしてもせいぜい500g行くかどうか。
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▲ヨモギフィールドみたいなところで若葉を1時間集中して摘んでも、せいぜい200g行くかどうかと云う、‘労多くして量少なし’なのだ。 |
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▲洗う。 |
摘み取る時に汚れをある程度払っていても、
洗うとゴミやら小さい虫が出て来る。
10回位洗うと殆ど出なくなってくる。
さて、アク抜き工程に進む。
我が社では沸騰した湯に重曹を入れて火を止めたところに
ヨモギを投入する。
落し蓋で沈めて温度が下がるまで放置。
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▲先ずは湯沸かし。大量の湯を沸かすガス代節約の為、外の竃で沸かす(ぃゃ、殆ど毎日湯沸かしはしてるんですけどね)。 |
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▲湧いた湯を別の寸胴に移し替え重曹を入れると、ジュゥワ〜ソォワ〜と泡が出る。やっぱりな……。 |
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▲その寸胴にヨモギを入れる、と云うかおし込む感じ。 |
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▲沈めた上で、上から皿で落し蓋。抜けろよ抜けろアク抜けろ〜。 |
2〜3時間放置。
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▲ぐったりしてえも云われぬ色の汁に浸かってました。 |
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▲洗う。 |
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▲絞る。 |
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▲刻む。 |
が……
(やったことがあるので判っていたが)硬い。
包丁のせいでなく兎に角切れないのだ。
絞った1握り分は
茹でたホウレンソウ20把位刻むのに匹敵する程労力と時間が掛かる。
それで今般初めてフープロを使う事にした。
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▲フープロ家庭用ハイエンド機を以てしてもしょっちゅうブレードにヨモギが詰まる。おそるべしヨモギの繊維。 |
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▲悪戦苦闘の末、何とか刻み終える。 |
疲弊。
続きは翌日。
一晩冷蔵庫に入れて少しだけ冷蔵乾燥。
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▲1.5斤のヨモギ食パンに70gの茹でヨモギを使用。一体生ヨモギ何gに相当するのだろう……。 |
愈々パン焼きに入る。
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▲水、ミルク、そして刻みヨモギ。 |
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▲更に砂糖、塩、バター、強力粉を加えていく。液体を覆った強力粉の上にドライイーストを載せる。 |
これをホームベーカリーにセットする。
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▲我が社の主力ホームベーカリーの1つ、Regal(リーガル)キッチンプロ ブレッドメーカー(K6745)。パタンッ! |
※再生開始後、画面右下の全画面ボタンをクリックしてご覧下さい。
待つ事4時間10分余り。
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▲焼けた! 焼きたてホヤホヤ!! |
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▲冷ましてパンケースから出す。ヨモギ斑。 |
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▲生地が落ち着いたところでスライス。 |
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▲満遍なくヨモギが配されているではないか。 |
ヨモギ食パン上手く焼け、
芳醇な香りも漂ってくる。
成功〜。
引き続きヨモギパックを作る。
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▲70gで量ってラップに小分けする。 |
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▲ラップをつづら折りにして70gずつ挟み込み数回分を一塊にする。 |
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▲冷凍庫へ。 |
先回作った分を含めて10回分はパック出来た。
暫くは草の香りを楽しめそうだ。
パンだけでなく草餅なんかも作れれば楽しいだろうな。(ち)
何長者?
今朝、通り掛かった無人市にはち切れんばかりのサニーレタス発見。
前にいた地元のオジと立ち話をしていた生産者のおばちゃんに挨拶して、
料金箱に100円を入れ、「頂いていきますね」と云うと、
「よかったらもう1つ持っていかない?」
え……?!
「昨日からのだから」
え、でも……。
「みかんもよかったら持っていかない?」
え、もしかして今手に提げてるやつ?!
ポケットに入る小さなみかんを1つ味見程度にどうぞ、でなくて、
大きな甘夏が4つ入った(写真撮影の後カバンからもう1個出て来たw)レジ袋を差し出される。
わらしべ長者でも無くて、
こう云うのは何長者と云うのだろうと思ってて気付いた。
これは‘何とか長者'でなくてラジオショッピングだっ!(プリペイドだけど)
「袋にたっぷり押し込められた朝採れサニーレタス税込み100円!」
「それは安いですねぇ〜!」
「ちんりうさん、きょうはそれだけぢゃないんです、
更にもう1パックサニーレタスをお付けしてお値段据え置き税込み100円のまま!!」
「ほ、本当ですか?!」
「更に更に、本日この時間、限定お一人様でこの大きな無農薬甘夏を3つもお付けしてこのお値段、
税込みたったの100円でご提供させて頂きたいと思います!」
「こ、これはあり得ないお値段ですね〜!」
「限定1名このお時間だけです。今すぐお電話……はありませんが、
是非この機会にお買い求め下さい!!
皆さん、本日も、誠に有難うございましたーっ!」(ち)
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▲これで100円。無人市は生活応援だ。 |
前にいた地元のオジと立ち話をしていた生産者のおばちゃんに挨拶して、
料金箱に100円を入れ、「頂いていきますね」と云うと、
「よかったらもう1つ持っていかない?」
え……?!
「昨日からのだから」
![]() |
▲今日のと何ら遜色ない2つ目。袋の底に少し水を入れてあった。 |
え、でも……。
「みかんもよかったら持っていかない?」
え、もしかして今手に提げてるやつ?!
ポケットに入る小さなみかんを1つ味見程度にどうぞ、でなくて、
大きな甘夏が4つ入った(写真撮影の後カバンからもう1個出て来たw)レジ袋を差し出される。
![]() |
▲結局100円でこんなに……。いいのか、こんなの!! |
わらしべ長者でも無くて、
こう云うのは何長者と云うのだろうと思ってて気付いた。
これは‘何とか長者'でなくてラジオショッピングだっ!(プリペイドだけど)
「袋にたっぷり押し込められた朝採れサニーレタス税込み100円!」
「それは安いですねぇ〜!」
「ちんりうさん、きょうはそれだけぢゃないんです、
更にもう1パックサニーレタスをお付けしてお値段据え置き税込み100円のまま!!」
「ほ、本当ですか?!」
「更に更に、本日この時間、限定お一人様でこの大きな無農薬甘夏を3つもお付けしてこのお値段、
税込みたったの100円でご提供させて頂きたいと思います!」
「こ、これはあり得ないお値段ですね〜!」
「限定1名このお時間だけです。今すぐお電話……はありませんが、
是非この機会にお買い求め下さい!!
皆さん、本日も、誠に有難うございましたーっ!」(ち)
寒波来たりて軈て去る。
とおりゃんせ。
さよなら、メグミ。
その子はメグミと呼ばれていた。
夕方、アコプの裏道の坂を降りていくと、
メグミが軽トラに乗っていた。
いや、載せられていた。
あ、遂に行くのか−−。
あれから2カ月、
何時かはこの日が来るとは思っていたが、
それは唐突にやって来た。
そう、メグミはヤギ。
何時ものように裏道からアコプの駐車場に降りようとしたら、
メグミを荷台に載せた軽トラが駐まり、
店長が名残惜しそうにしていた。
来る日も来る日もアコプを取り囲む法面の草を食み、
コロコロとした糞を散らし、
亦た繋ぐロープの位置を変えられ亦た草を食んでいた。
そのお陰で周囲の草丈はすっかり低くなっていた。
「暫くしたら亦た戻って来るから」軽トラおばちゃんはそう云い残す。
ドナドナ山羊汁では無いようで、ホッと胸を撫で下ろす。
亦た草がボウボウになる頃に長閑に草を食む姿が
アコプの裏で見られる事でしょう。(ち)
夕方、アコプの裏道の坂を降りていくと、
メグミが軽トラに乗っていた。
いや、載せられていた。
あ、遂に行くのか−−。
あれから2カ月、
何時かはこの日が来るとは思っていたが、
それは唐突にやって来た。
![]() |
▲飼い主らしき夫婦とアコプの店長が何やら……。 |
そう、メグミはヤギ。
何時ものように裏道からアコプの駐車場に降りようとしたら、
メグミを荷台に載せた軽トラが駐まり、
店長が名残惜しそうにしていた。
![]() |
▲メグミに関する楽しかった思い出を語っているのだろうか。 |
来る日も来る日もアコプを取り囲む法面の草を食み、
コロコロとした糞を散らし、
亦た繋ぐロープの位置を変えられ亦た草を食んでいた。
そのお陰で周囲の草丈はすっかり低くなっていた。
![]() |
▲さぁ、お別れだ、メグミ…… |
「暫くしたら亦た戻って来るから」軽トラおばちゃんはそう云い残す。
ドナドナ山羊汁では無いようで、ホッと胸を撫で下ろす。
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▲そう云う事なら、亦たね〜、メグミ〜、元気でね〜♪ |
亦た草がボウボウになる頃に長閑に草を食む姿が
アコプの裏で見られる事でしょう。(ち)