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最終落陽

夕方、広間から海の方を見ると、
右手、つまり西側が橙色の光が出来始めていた。
庭に出ると東シナ海側に夕陽が浮かんでいたが、
未だ水平線までは距離があり眩しく元気があり過ぎた。
頃合いを見計らい、再度庭先まで出てみると、
水平線の上にやや厚く堆積する雲に右下を囓られているところだった。

111031-31=落陽fm.枕流庵前庭
▲惜しくも雲に遮られはしたが、目に見える速さで遥か東シナ海水平線上に沈みゆく落陽を堪能。

7月頭から始まった2011夏シーズン最後の落陽。
今夏の出来事を思い返そうとしたが、
駆け足で抜けてきた感だけが脳裡に浮かんできた。
慌ただしくはあったが、
ゲストの皆さんとの毎日を丁寧に過ごしてきたはずなのに。
具体的な出来事を、と云うよりは、
そのたくさんの具体的な出来事から抽出されたエキスが
脳裡にしっかりと蓄えられているんだろう、
だからこれでいいと。

ふと前庭真正面太平洋上の高い位置に久々に切った爪のような三日月が、
少しずつ黄色に染まりつつあった。
青ともグレーともつかぬ空とのコントラストを徐々に上げながら。

111031-32=三日月fm.前庭
▲太平洋上の遮る物のない空にそっと浮かぶ。月齢4.3。これから満月に向かっていく。

屋久島の中でも尾之間界隈ではこの時期、
東シナ海上と太平洋上でそれぞれ夕陽と月のショーがほぼ同時に見られる。
宮之浦や安房では決して経験出来ない天体の営みである。
その余韻を胸におさめて、「来季は……」と考えながら、
尾之間温泉へと向かった。(ち)



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[ち]or[ぷ]@Chinryuan

Author:[ち]or[ぷ]@Chinryuan
屋久島の最南端、屋久島で最も天候気候のいい所のひとつ、尾之間(おのあいだ)にあるゲストハウス、枕流庵(ちんりうあん)です。
屋久島の知られざる事実やさりげない情報、枕流庵の楽しい話題や出来事を、書ける時に書いていきたいと思います。
また併せて枕流庵HP枕流庵顔本頁も是非ご覧下さい。
取り上げて欲しいテーマ等ありましたら、HP経由でmailにてお知らせ下さい。
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